Oracle Database 21c Express Editionのインストール(Linux編)

Oracle Database Express Edition(XE)とは、利用可能リソースや機能に制限を設けた形で無償で提供される、小規模版のOracle Database。

利用場面の制限は特段無いので、極端な話、本番環境にも利用できる。
ただし、サポートサービス(問合せ対応など)やパッチは提供されない。
ようするに、自己責任で使用する事が前提になっている。

Enterprise Editionがベースになっているが、RAC(Real Application Clusters)のような複数ノードを連携させる機能や、クラウド限定の機能など、一部の機能は利用できない。

CPUは2スレッドまで、メモリは2GBまで、ユーザーデータ領域は12GBまでなど、稼働リソースにも制限がある。

詳細は公式サイトのマニュアルを参照すること。

Linux版はRPMパッケージ形式で提供されている。
その為、インストール可能なディストリビューションは基本的にRedHat系。

以降のインストール操作は、以下の環境をもとに記載している。
AlmaLinux 8.8


事前準備パッケージとインストールパッケージ(rpmファイル)をダウンロード
ダウンロード先のURLは変わる可能性があるので、公式サイトを確認すること。

cd /tmp

# 事前準備パッケージをダウンロード
sudo curl -o oracle-database-preinstall-21c-1.0-1.el8.x86_64.rpm https://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL8/appstream/x86_64/getPackage/oracle-database-preinstall-21c-1.0-1.el8.x86_64.rpm

# インストールパッケージをダウンロード
sudo wget https://download.oracle.com/otn-pub/otn_software/db-express/oracle-database-xe-21c-1.0-1.ol8.x86_64.rpm

ダウンロードしたパッケージをインストール

# 事前準備パッケージをインストール
sudo dnf install -y oracle-database-preinstall-21c-1.0-1.el8.x86_64.rpm

# インストールパッケージをインストール
sudo dnf install -y oracle-database-xe-21c-1.0-1.ol8.x86_64.rpm

データベースの作成

以下のコマンドを実施すると、データベース管理者のパスワードを聞いてくるので入力する。

データベース作成に関する設定(リスナーポート番号や文字セットなど)を変更したい場合、事前に設定ファイルを編集してからコマンドを実施する。
設定変更の詳細は公式サイトのマニュアル参照。

# データベース作成に関する設定ファイル編集
sudo vi /etc/sysconfig/oracle-xe-21c.conf

# データベース作成コマンド
sudo /etc/init.d/oracle-xe-21c configure

oracleユーザーの環境変数を設定

Linuxに自動的にoracleというユーザが作られ、SYSDBA権限(データベース管理者権限)が与えられているので、切り替えてから環境変数を設定する。

# oracleユーザーに切り替え
sudo su - oracle

# oracleユーザーのホームディレクトリに移動して、環境変数を設定
cd
vi .bashrc

# 末尾に以下を追記
# XEではインスタンス名は「XE」固定
# oraenvコマンド内でORACLE_BASEやORACLE_HOMEなどの環境変数が設定される
export ORACLE_SID=XE
export ORAENV_ASK=NO
. /opt/oracle/product/21c/dbhomeXE/bin/oraenv
export NLS_LANG=Japanese_Japan.AL32UTF8

SQL*Plusでデータベース起動/停止

--データベース管理者でSQL*Plusを起動
sqlplus / as sysdba

--データベースの起動
STARTUP

--データベースの停止
SHUTDOWN

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